これ買った大賞 2020

年の瀬ということで、2020年に買ったよいものを記録しておく。

 

<大賞> 私服用セットアップ

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https://www.instagram.com/effectone.gloveeek/

ノーカラージャケットのセットアップが欲しくて探し回っていたところで出会えた一着。パンツも丸っこいシルエットで(バルーンシルエットというらしい)、カッチリしすぎず毎日のように着られるのが良かった。Tシャツと合わせやすいので、いたずらに増え続けるバンドTシャツを活用できたのも嬉しい。元々は「志磨遼平が『sweet happeningツアー』で着ているようなの(下図)が欲しい」と思って探し始めたが、結果的にはもう少し薄手のセットになったので、来年秋冬用にもう一揃え欲しいところ。effectoneは今年見つけた手頃で気に入っている服屋で、夏には絵画『ファンゴッホの寝室』の総柄シャツなんかも買った。

 

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https://www.youtube.com/watch?v=eDagcgZy8_E

  

<入賞> スライド式本棚(ディノス, 写真左側)

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https://www.dinos.co.jp/p/1236405355/

引越しに際して購入。大手販売の本棚の中では高めの価格帯に入るが、「えいや」と買ってみた。なにより素材のずっしりした「木」感が他メーカーに比べて顕著で、安定性も見栄えも非常に良い。創元推理文庫の黄色い背表紙がよく馴染む。ほか、スライド部分のスムーズな動きや、前後の棚いずれも四六判単行本がぴったり入る設計も機能的で気に入った(難点を挙げるとすれば棚板のストックが少なく高さ調節に柔軟性が無いところだが、写真の通り文庫を収納しても許容できる範疇だ)。幸いなことに常識的な本の入れ方をした上で余剰スペースもできた。来年も読むぞ。

 

<入賞> 防水スピーカー(SONY SRS-XB01)

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https://www.sony.jp/active-speaker/products/SRS-XB01/

先代の据え置き型スピーカーが息絶えた際に半ば応急措置のつもりで買ったが、今年一年よく働いてくれた。価格とサイズを考えればじゅうぶん満足のいく音質。これとYouTube Premiumのおかげで風呂までスピーカーを持ち込む生活習慣が完全に定着した。さすがに改めて大きめのスピーカーを買いたいと思っているものの、現状2DKで各部屋を行き来する中で、この手のポータブルもののほうが便利に感じる。来年の検討事項。

 

<特別賞> MacBook Air

PCの見た目が好き→触りたい→やること無いしブログでも書くか、という連鎖は非常に良い。

 

<ゲーム賞> 時計仕掛けのレイライン

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http://unisonshift.amusecraft.com/products/project26/main.html

外出をしない*1今年の異様なゴールデンウィークを捧げてプレイ。抜群に巧みかつ手数の多い伏線の貼り方と「男の子」がいかにも大好きな戦闘の応酬があまりにも気持ち良い。そのベクトルにおいて私が「こういう作品、ここまでやってくれる作品があったら最強なのに」と探し求めていた一作に出会えた感動があった。大学の仲間に勧められたエロゲ3作*2の3作目であり、一人暮らしで思う存分絶叫しながら明け方までプレイした最後の作品でもある(だろう)というのも思い出深い。2021年にNintendo Switch版が出る。https://dramaticcreate.com/leyline/

 

<ゲーム賞> LYCAN(マーダーミステリー)

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https://booth.pm/ja/items/1815518

「オンラインで遊ぶ」ことがより一般化された2020年。マーダーミステリーをプレイする機会ができたのは嬉しかった。今年やった中で一番楽しんだのが本作。マダミス一般の基本構造として「各キャラに表/裏の顔がある」わけだが、本作の5人の登場人物はいずれも裏の顔がキャッチーだ。明かせば周りを仰天させるような意外性がありつつも、その設定から「じゃあこいつはこういう人物なのだろう」「こんな喋り方をするのだろう」とキャラクター像がむくむくと立ち上がってくる。それゆえ各参加者のロールプレイも乗りに乗って、結果として私がゲームマスターをした回のエンディングも傑作級になった。マダミスの本質をロールプレイによって紡がれる、その日その場その面子限りの物語に求める私のような嗜好の人にはLYCANをぜひ勧めたい。一方で推理的な面白みを求めるのであれば、今年プレイした中では『モリアーティの暗躍』か。

 

カロリーが高くなりそうな「書籍編」「CD編」をサボったので網羅的な感じはしないが、ひとまずこんなところで。書籍については「読書メーター」にもコンスタントに書いている(https://bookmeter.com/users/735253)。今年は上半期に"やられて"から、かなり活字から手が遠のいた。そのあたりで考えたこともいずれこっちで書くかもしれません。

結果として漫画の比率が高くなり、そういう年だったからこそ『それ町』『夏の前日』『椿町ロンリープラネット』あたりに手を出せたという見方もある。あとは『ゴールデンカムイ』『チェンソーマン』も評判に違わぬ傑作。チェ読みたさでジャンプ本誌の購読を再開したのをきっかけに、『ONE PIECE』は気合で最新まで単行本を読み追いついた。直近数年分は事件の巻き起こす渦の規模が大きいので、まとめて読んだ方がずっと理解できて面白い。快活Club最高。

 

来年は何かしら高い調理家具or家電を買いたい。同居人はさっそく廊下に置く人感センサー付照明や、マグネット吸着かつ洗浄不要なシャンプー入れなんかを見つけてきていた。新居というのはなかなか買い物しがいがある。

ではまた。

*1:例年も大してしていない。それでも「するな」と言われて過ごす今年の閉塞感は普段とはまったく違うものだったな。

*2:残り2作は『WHITE ALBUM2』『穢翼のユースティア