pochi pochi

ところにょり さんのゲームを今更ながらプレイしている。ひとまず、「あめのふるほし」「ひとりぼっち惑星」「renal summer」。

 

放置ゲー的な「あめの〜」だけリリース直後に触っていたから余計、残り2作のカジュアルゲーム的な操作感に驚いた。「ひとりぼっち〜」は昔流行ったナメコ採取のゲームのようで、「renel〜」はものすごくオーソドックスなブロック消し。カジュアルゲームのお約束的な動きを別の何かに見立てるアナロジーから物語性を生んでいるのが「ところにょり」作品のすごさだと思う。

 

ひとりぼっち〜 では生物兵器同士の戦いから生じる残骸を集めるわけだが、ゲームを進めるためにプレイヤーは「じゃんじゃん争え!兵器ども!」という気持ちになっていくのがなんとも。しかも同族殺しで消し飛ぶ兵器の姿がこれまた美しい。善悪を超えた感性に働きかけてくる。

 

renal〜は犬の腎臓にできた血液の塊をブロックに見立てている。しょうじき、UI的にrenalはあまり気に入っていない。画面上側に犬、下側にブロックがあるので、ブロック側に夢中になって犬があまり視界に入らないのだ。(私がカジュアルゲームに慣れていないあまり、必要以上にブロック消しに夢中になっているというのもあるけれど……。)

これで最後に犬が死んだ時、「ああ、もっと犬の方を見ておけばよかった」と思うんだろうな。それすら作り手の狙いかも。こわ〜(すげ〜)。

 

そう、私は謎の意地を張って全くスマホ向けカジュアルゲームをやってこなかったので、ところにょり作品の操作がいちいち楽しくて仕方ない。今日はずーっと犬の腎臓を触っていて、心から勘弁してほしい。