象と話す男

昨日は床についてから、明日は何を書こうかしら、うふふ、と興奮していて寝つきが悪かった。
開設して2日目時点、私はブログにハマっている。

 

昨日話した仲間内の一人のブログ。少しひんやりとした、たいへん美しい文章。

hawkingh.hateblo.jp


文章の区切り記号は確かにあったほうがいいな、といかにも素人らしいことに気づく。
いとしの文筆家 志磨遼平に倣い、記号はアスタリスクを採用。

 

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寒い1日だった。Twitterのトレンドにはヒートテックの文字が躍り出る。現代的な冬の入り口の景色。

 

私はと言えば、1日のかなりの時間をサラリーマンらしくなく布団で過ごした。
今年の春に自分の調子が大きく狂った時は、調子が狂う→怠惰な生活を送る→その自己嫌悪(安い言葉!)でさらに調子が狂う、というループにいた。
近頃はもう少しタカをくくれている。元来の怠惰さは変わらないし、その上で「うまくやる」ことにかけては25年来の専門家だ。

 明日はまず、今日のように寝ぼけ眼で冷房/暖房を間違えないこと。それだけで私の脳も身体も、今日よりは張り切ってくれるはずだ。

 夕食のついでに紅茶を買って帰る。

 

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先日、学部卒論を書いていたころから使っていたノートPCが壊れたので新調した。
Lenovo Yogapad 710 → MacBook Air 2018

 音楽ファイルの多くはサルベージすることもできたが、わざわざ手持ちのCDを一枚ずつ新機に入れ直している。自分の物理的なライブラリと向き合う時間が楽しい。

今日は気候に引っ張られて手に取ったCDがいくつか。

 KIND OF LOVE / Mr.children、リブ・フォーエバー / ズーカラデル、
 未だ見ぬ明日に / ASIAN KUNG-FU GENERATION

 それから、今週末に下北沢Queへいくので、半年前にそこで買ったものたち。

 象と話す女 / stico、Crimson City / Casablanca

 歯抜けのラインナップ、知らず知らずヒビの入ったケース。
この無作為な*1「いびつ」さに過去の私の呼吸がパッキングされているようで愛おしい。

以前は新品同然で欠けるところのないコレクションにもっと憧れていた気がする。
「無限なんて要らない」と言ったのは米澤穂信の『世界堂書店』だったか。

 

何かを切り捨てることが心地よい。諦めか今さらの反抗期か。
なににせよ、その後に結晶のように残る「だいじなもの」があってくれればいい。

*1:作為的に選べるのなら、『キャッチャー・イン・ザ・スパイ』のケースにヒビを入れることは絶対になかった