長い幕が上がって

2020.10.11 下北沢CLUB Queで ArtTheaterGuild と VOLA & THE ORIENTAL MACHINEを観る。

 

先攻はお目当てのArtTheaterGuild。『Peg-Leg Pistol』のうねうねしたイントロで幕を開ける。意外な選曲が嬉しい。

彼らの楽曲は私にとって物凄く高精度というか、「うわ俺こういうの本当に好きなんだよ」という曲しかない。誇張でなく。
今春からの空白を埋めるかのように新曲も2曲披露された。『バターカップ』はガチャガチャとしてパワフルな16ビートのイントロがいかにも例の3人娘の緑担当らしい。『ドクターペッパー』も気の抜けた良い曲。「ドクターペッパーってこんな味だったか」(意訳)という歌詞でくるりの『ばらの花』を想起し少し笑う。
MCから『鉄紺と黄緑』→『Marbles』で熱量高くフィニッシュ。文句なし。

 

長い幕を下ろして 色鮮やかな風船が 君を残して飛んでいく
(get around…adiew!)

Peg-Leg Pistol / Art Theater Guild

 

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後攻はVOLA & THE ORIENTAL MACHINE。アヒト・イナザワを初めて観るのがボーカルとしてになろうとは。
ATGよりもフロアが混み合っている。*1どうやら今日はVOLA目当ての客が大半らしい。案の定、ライブが始まるとお決まりらしい「オイ!オイ!」*2という掛け声を揃って上げている。

こういう雰囲気自体は好きではない(曲の楽しみ方くらい自分で決めろ)が、少し前は当たり前であった風景がまた戻りつつあるような感覚も得た。

 

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閉演後ATGの物販対応をしている伊藤さん(Vo.)浅井さん(Dr.)と話す。

最高でした。また演ってください。音源も待ってます。もう少し気の利いたことを言いたいが、一番言いたいことがこれなので仕方ない。これまでに世界中で途方もない回数繰り返されている常套句。前回が最高傑作で、次回はさらに最高傑作らしい。
伊藤さんと2度握手をし、年末の山中さわおツアーが楽しみであることを相互に確認し退散。

 

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夕食は下北沢の鳥貴族で手短に済ます。取り返してく日常の象徴、鳥貴族。
ここでメニューから鍛高譚(しそ焼酎)が無くなっていることに気づき大いに落胆。鍛高譚のお湯割と砂肝串のコンビは我々の日常から消え去った。

新メニューのジンソーダも美味い。

 

ではまた。

*1:わざわざ書かなかったが、当然このご時世で収容人数は50名と制限されていた

*2:銀魂女子じゃないよ