深朝

国立の町を小一時間歩いて電車に乗った。いやあ、寒すぎる。

 

この町に住む最重要な友達が同棲を機によそへ引っ越す、ということで最後のひと花火を上げにいった帰り。もう今後、国立で朝を迎えることもそうないかもしれない。名残惜しくもあり、まあわりかし体力的には適切な判断とも思う。

 

彼の家で『君の名は。』を観た。私は公開当時ぶりだから4,5年越しだったのかな。めちゃくちゃに面白い。これが疑いのない俺のNo.1だし、俺はここに到達するために仕事をしていることを思い出した。

 

そう、俺たちは5年間変わってないんだよ。姿形が多少変わったり、当たり前に歳を重ねたり、まあそれなりに苦悩と過ちがありながら、歩くと決めたはずの道を歩けている。

こっちが「前」だよ。今朝はこのくらい言わせてくれ。

 

さっき学生時代に住んでいたアパートの前を通ったら灯りが点いていた。24時ごろ通った時も点いてたよな? 仕方ないやつが住んでるな。好きだ。

 

歩いている間に空が群青に染まってきた。相変わらず写真に上手く収められないな。

 

蒼い町を眺めて新呼吸

 

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